新 かんおんの森から

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「基礎・基本」定着状況調査結果から見えてきたこと
6月に実施した「基礎・基本」定着状況調査の結果および分析の説明会を,
5年生の保護者対象に28日(水)に行います。
詳しい内容は説明会に任せるとして,調査結果から見えてきたことについて少しお伝えします。
調査結果は以下の通りです。

<国 語>

教科全体

聞くこと

書くこと

読むこと

言語事項

県平均

78.5

83.5

87.9

77.3

74.5

市平均

77.3

82.5

86.5

77.3

72.6

観音小

77.5

79.9

90.9

79.5

71.0

<算 数>

教科全体

数と計算

量と測定

図形

数量関係

県平均

77.8

81.7

65.2

74.3

86.0

市平均

76.2

80.7

63.0

70.9

85.4

観音小

74.0

77.6

58.5

75.3

82.6

☆やや県平均・市平均よりも低い結果になっていますが,
そこは間違った問題の傾向を掴み,改善に向けて努力していくつもりです。
それ以上に,私にとって関心の高かったことは,生活に関する調査です。

☆以下の項目で,90%を超える回答がありました。

○学校へ行くのが楽しいです。→95.5%(県平均 87.9%)
○最後までやりとげて,うれしかったことがあります。→95.4%(県平均 90.2%)
○学校や社会のルールを守っています。→90.9%(県平均 87.4%)
○本を読むのが好きです。→90.9%(県平均 77.7%)
○将来の夢や目標をもっています。→96.6%(県平均 90.1%)
○努力すれば,自分もたいていのことはできると思います。93.2%(県平均 88.5%)

そして,とりわけ基本的な生活習慣に関する項目においても,90%を超える回答がありました。

○毎朝朝食を食べています。→97.8%(県平均 97.1%)
○普段,同じくらいの時間に起きています。→966%(県平均 90.7%)
○近所の人や家の人にあいさつをしています。→90.9%(県平均 91.4%)
☆文部科学省は,基本的な生活習慣を身に付けさせることが大切だとし,
「早寝,早起き,朝ご飯」という運動を国民運動として展開しています。
基本的な生活習慣の確立が学力に結びつき,人材育成につながっていくからです。

いくつもの調査から,生活習慣と学力との相関がかなり認められました。
あいさつに
しても同じ相関性がみられたそうです。
たかが生活習慣のように思われがちですが,されど生活習慣なのです。

「早寝・早起き・朝ご飯」はいずれも『時間』がキーワードです。
時間で動くことは,生活リズムを作り,学習習慣の定着
につながっていきます。
☆今,学校では,
児童会も私たち教職員と気
持ちを一つにして,
「ベル着をしよう」運動を展開し,
学習時間を守ることに取り組んでいます。

そして,10月からは
『気持ちのよいあいさつをしよう』運動を展開します。
この時期にこそ,
しっかりと基本的な生活習慣を身に付けるよう,
家庭でもご協力・ご指導をよろしくお願いします。
                                                       

 H23.9.27

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